2008/06/05

読書について

早いもので、もう梅雨入りしましたね。
例年より8日程度早いらしいです。

今日は5:00に起きて朝から洗い物をして、店の前の掃除をしました。
少しずつこの生活にも慣れてきたらしく、朝も起きられるようになってきました。

さて、昨日はお店が休みだったので、美容院に行ったり、本屋に行ったりしたのですが、その際に気になる本を2冊買ってきました。

美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?


1年ほど前にタイトルに惹かれて購入した、「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」の著者の続編です。
前作では、父親の急死で社長の座につくことになった20代の女性を主人公にした、管理会計がビジネスにどう使われているかに関するビジネス書でしたが、本作は、IT(主にERP)による管理会計の進化についてがテーマのようです。
まだ4分の1程度しか読んでいませんが、物語調で読みやすい構成は変わっていなく、すいすい読めます。


経済は感情で動く


こちらはまだ読んでいませんが、立ち読みで少し読んだところでは、映画館で買った1500円のチケットをなくした場合と、映画館でチケットを買う前に現金で1500円をなくした場合でその後の行動がどのように異なるか、など人間の心理と経済活動のつながりに焦点を当てた本のようで、面白そうなので買ってきました。

会社の3年目研修の際に、堀紘一さんの講義を受けることができ、その際に3年目社員全員に向かって、「毎月何冊程度本を読んでいるか?」を聞き、月に1冊以上読んでいる人が少ないのを見て「君たちほんと学がないね~。」と言っていました。
講義を受けた後、反感を持っていた社員もたくさんいましたが、僕は素直に「確かに本は読んだほうがいいよなぁ」と思い、その研修後から毎週1冊、少なくとも毎月1冊を目標に読書をしています。
(最近あまり読めていないのですが。)

堀さんの言うとおり、読書はしたほうが良いですよね。
著者が何十年もかけて学んだことのエッセンスをその著書から学ぶことができるんだから。
考えてみると本などの媒体があるからこそ、文化や文明が発達してきたとも言えると思います。


僕は自分の仕事に関わらずさまざまなジャンルの本を読むのですが、ここ2,3年はマーケティングと経営に関する本をたくさん読みました。
マーケティングは入社時から研修などでいろいろと学びましたが、どうも腑に落ちていない感じがしていたのです。
3Cや4Pなど、手法は分かるんだけど、本質はそこじゃないんじゃないか、という想いがずっとありました。
そんな理論の延長線上に、消費者から受け入れられるサービスは存在しないんじゃないか!?とずっと思っていたのです。
そのため、自分の納得いくマーケティング学に出会いたくてたくさん本を読みました。

少し話がそれますが、大学のころ情報科学を専攻していたのですが、試しに心理学の講義を受けたことがあります。
「恋愛」や「消費活動」などの心理を学びたいと思っていたのに、精神病の方の心理などがメインでがっかりしたことを覚えています。

自分分析をしてみると、「マーケティングの本質は人間の感情にあるんじゃないか!?」と想っていたのだと気づきました。
これは最近出会った本を読んだときに初めて気づいたのです。
(その本はいずれ紹介しようと思います。)

今回購入した「経済は感情で動く」も、マーケティングで感じたような人間の感情と世の中の関わりについて、新しい切り口を与えてくれるのではないか!?という期待があります。

一応補足しておきますが、3C分析や4P分析も手法としては便利なツールです。
このブログを読んで3Cや4Pは必要ない、と誤解しないでくださいね。

1 件のコメント:

  1. R25に連載されている
    『結論はまた来週』(高橋秀実)第109回に
    経済について記述があります。
    経済は「値が上がれば需要も減るというのが経済学の原理だが、ほだされると人は値動きと無関係に動くのである。」というのです。
    (詳細はhttp://r25.jp/magazine/ketsuron/1242008052901.html)
    私もそう思います。
    数字だけで人は動くのではありません。
    感じがいい店員がいたり
    居心地がいい店に行く。
    当たり前のことなんですけどね。
    それに気づかない人も沢山います。
    だるまやさんは、
    きっと素敵な店なんでしょうね(^^)

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