2009/01/06

引越し時の敷金について

今日は久しぶりに本の話題を。

僕は場面に分けて本を3冊以上同時に読み進めていますが、そのうちの1冊に2ヶ月ほど前に買ったおひとりさまの「法律」を読んでいます。



相続、離婚時の慰謝料、医療トラブルなど、日常起こりうるトラブルの紹介や対応方法について書かれているのですが、その中で敷金トラブルについての項目がありました。

以前一人暮らしをしていた家を引き払う際に、家を掃除してから引き渡したのですが、お風呂の掃除だけは面倒なのでしませんでした。
引渡しの際に大家さんと不動産屋の担当者が部屋を見に来て、綺麗に使っているのでこれならほとんど費用かからないね、という話になったのですが、風呂の掃除代だけかかりそうという話でした。
その後、風呂掃除代に15000円かかるという話になり、もう少し安くできないか?という質問をしましたが、結局15000円払いました。

おそらく僕の場合はすんなり行ったほうだと思うのですが、何かと理由をつけられて敷金が戻ってこないというケースはよく耳にしますよね。
ここで問題になってくるのが、「原状回復」についてです。

おひとりさまの「法律」でも紹介されている、「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」(通称、国交省ガイドライン)では、「退去時の復旧」について、「経年変化および通常の使用による損耗・キズなどの修繕費は、家賃に含まれている」とある。
つまり、通常住んでいて家が傷んでいくこと、例えばたたみが焼けるとか、冷蔵庫のあとが残るとか、ポスターを張った画鋲のあと、などの修繕費用は家賃に含まれており、次の借り手を見つけるために大家が負担するのが原則なのです。

ってことは、僕が支払った風呂垢汚れはどうなるのだろう。
風呂に水垢がつくことは僕の考えでは「通常の使用」の範囲内だと思うんだけどなぁ。
ただ、「借主が掃除をしなかったために、壁がシミやカビだらけになった」というケースは借主に責任があると判断されることもあるらしく、風呂の水垢は微妙なところかもしれないですね。

ちょうどタイムリーに親戚が引越しをするらしく、不動産屋から敷金は原状回復に全額使うと言われたらしいので、ここぞとばかりに助っ人しようと思います。

以前テレビでも見たのですが、「国交省ガイドライン」というキーワードは退去時に不動産屋や大家さんに対して絶大な威力を持つらしいので、まずはこれを印刷して、大家と交渉してみることにします。

もしこれから引越しを控えている人は、ぜひ国交省ガイドラインを印刷して、不動産屋や大家さんとの交渉に臨んでください。

4 件のコメント:

  1. 難癖つければ絶対に戻ってくるよ。
    まぁ全額は無理だが。
    俺は不動産屋に言われた全てのことを知り合いに安くやってもらうからと言って24万のうち16万を取り返したよ。
    大体、畳交換やら壁全部張替えとかあり得ないしね。
    はいはいと言う人が多すぎるぜ。
    敷金礼金なしの物件は退出時のトラブルが凄過ぎるらしいよ。
    取立てのような人たちが来るらしい。

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  2. ↑ ozzyのコメントでした。

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  3. 久しぶり。話したかもしれないけど、
    俺は前の大家に小額訴訟起こして、
    特約で払う事になってたクリーニング代も
    払わずに利息までつけて払ってもらったよw
    ※訴訟後、向こうが折れて示談

    今のところは裁判になれば、借りてる側が
    圧倒的に有利。

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  4. 一応、借主側の権利の正当な主張ですので、
    普通の不動産屋さんなら交渉で、
    敷金の一部は返還するでしょうね。

    私の友人は、難癖をつけられないように、
    契約後、傷や傷みがあった場合、荷物を
    運び込む前に写真を撮影して、自分が
    付けた物ではない事、入居前からどの程度
    汚れていたかを退去時に証明して
    交渉するそうです。いやー徹底しています。

    でも、あれも、これもと難癖つける
    不動産屋さんが昔は蔓延っていたそうです。
    ま、今は不景気ですから、調子に
    乗っていると借り手もいなくなります
    からねぇ。。。普通に交渉で
    上手く行くでしょう。頑張ってください。

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