例えば、だるまやの評判を知りたいなぁと思ったときに、Googleで"だるまや京染本店"と入れて調べてみますよね?
その時点では参考になる検索結果が0件だったとしても、明日には誰かがブログに載せているかもしれません。
そういった同じキーワードに対する、インターネット上の更新情報をウォッチするのに最適なサービスとして、Googleアラートというものがあります。
僕も友人が使っていて知ったのですが、このGoogleアラートはかなり便利。
僕はブログを読むのにGoogleリーダーというRSSリーダーを使っていて、このサービスを使うと、登録しているブログの更新情報だけを読むことができます。
そして、Googleアラートに登録しているキーワードについての更新情報も、Googleリーダーで読むことができるのです。
つまり、愛読しているブログの更新情報や登録しておいたキーワードに関するインターネット上の更新情報をすべて同じページで見ることができます。
これって、インターネットにどっぷり浸かっている人にとってはかなり画期的だと思うのです。
で、前振りが長くなりましたが、今日Googleアラートに下の質問が引っかかっていました。
http://fashion.yahoo.co.jp/qa/detail/1332715338/
(ちなみに、僕が登録しているキーワードは"洗い張り"です。)
リサイクルショップで買った小紋をロングの道中着に仕立て直したいらしく、その際に羽裏は何尺必要でしょうか?という内容なのですが、そもそもきものから道中着って作れないんですよねぇ。。
ちょうど画像が貼ってあるので見ていただくと分かりやすいのですが、道中着の衿ってぐるっと長ーく
なっておりまして、この部分がきものからは作れないんですよ。。
身頃と袖はきものと共通で使うとして、残る部分は本衿、共衿、おくみなのですが、これらから道中着に使う長い衿は作れないのです。
やるとしたら、首の後ろではぐしかないと思うのですが、それでもできるのかなぁ。。
道中着で2尺9寸って相当長いですからねぇ。。
だるまやにも、きものから道中着に仕立てたいという方がよくいらっしゃるので、以前仕立て屋さんとさんざん積もってみたらしいのですが、どうしてもだめみたいですねぇ。
きちんとした道中着を作るなら、新しい生地から作るしかないようです。
(仕立て屋さん、違ってたらご指摘ください。)
これは着物の「繰り回し」(リフォーム)では、珍しくないことです。昔は着物としてきられなくなれば、いろいろ作り変えたりしました。着物から羽織や道中着を作るとどうしても衿で「はぐ」、というのを「それでいい」とするかどうかなんですよ。私なんかは「そうしてでも着たい」ですから、承知の上で古着から作り変えをしてもらっています。でも、今の人はそういうことを知りませんから「できない」という結論の方をとる場合が多いんです。衿でついであってもかまわないものなんだ、という知識や意識がなくなっているからですね。
返信削除私が長くお付き合いしている呉服屋さんは「これだと衿でつぐけどいいね」と聞きます。また見るほうも、例えば後姿の衿を見て「やだ、こんなところでついである、おかしい」ととるか「あぁ作り直して着ているのね。お気に入りなんだわ」ととるか、どっちもいるでしょう。それを着る側が気にしないかどうかです。着物のことを本当に知っていれば、気にならないことなんですけどね。
すみません、ひとつ書き忘れておりました。
返信削除基本で言えば「着物から道中着」は
作れないというより作りにくいです。ただ
道中着と呼ばれるものの基本形はありますが
元々道行や道中着は歴史的に
現代に近いものですから、
着物や羽織よりキマリごとはゆるいです。
生地が足りない分、短いものもありますし、
褄下をつけるものもあれば、
衿も折らないものもあります。
ワリと自由がきくってことですね。
そういう意味での「つぎ」であって、
衿後ろと見えない部分でのつぎもあります。
私の道中着の一枚は、男物の長じゅばんから
作りましたが、衿の後ろと下前の衿の途中に
つぎがあります。着ればみえなくなります。
つまり「これしかないから
こういう道中着になりますよ」で、
納得できるかどうかってことですね。
仕立てをするかたにとっては、厄介なもの、
私はそれで毎度呉服屋さんに無理難題を
いっております。