2009/12/27

Twitterについて思うこと

なんか最近ネット関係のニュースを見ると、「今後のウェブはTwitterとFacebookが主役」みたいな内容をよく見るんですけど、個人的には本当にそうなのかな~と思っています。
ユーザ数やアクセス数で見たら確かに伸びていっているのでしょうが、Twitter単体ではそれほど面白いと思えなくて、ブログやホームページとの住み分けの問題になっていくんじゃないかなと思っています。
更新しやすさという点から、Twitter>ブログ>ホームページというだけで、それぞれ一長一短あるという話なんじゃないかな。
Twitterのアクセス数が伸びていくのは、サービスの仕様として更新頻度が高くなる仕組みを持っているというだけで、質という意味では、やはりブログの方が上なんじゃないかな、と。

インターネットが出始めた当初はホームページをHTMLでゴリゴリ書かないといけなくて、その後にホームページビルダーができてホームページが多少作りやすくなって、mixiやGreeと言ったSNSが流行って、だいたい時を同じくしてブログが登場して大普及した、と。
で、今旬はTwitterのようですが、来年あたりには落ち着いてくるんじゃないかなぁ。
Twitterがユーザに一番近いメディアだという話をよく聞きますけど、メディアとしてTwitterって優秀だと思えません。
個人的にはブログが一番バランスが取れているような気がします。

というのは、Twitterってやっぱり「文章」の魅力なんですよね。
それをライトに使える形にして、言ってみればオープンなメッセンジャーのような位置だと思うんですけど、ブログの「文章+画像」の力のほうが個人的にはちょっと上なんじゃないかなと思うのです。
単純にアクセス数だけを比較しても本質とはずれていて、要はインターネットをメディアとして使う側から考えると、どれだけコンバージョンするかというか、目的を達成できるかという視点を持たなきゃいけない。
その時に、Twitterというのは入り口には成り得ると思いますが、出口にはならないメディアですよね。
Twitterって文章そのものよりもリンク先に価値があると聞いたことがありますが、これなんてまさに入り口としての使い方ですよね。
まぁ僕はTwitterのフォロワーがまだ二桁ですし、Twitterで10000人以上フォロワーがいる人からすると、「分かってない」のかもしれません。

Twitterをメディアとして使うのであれば、ブログに書こうと思っていることや、ビジネスでの悩みを小出しにすることで、その先のメディアへ誘導するという使い方が一番向いているんじゃないかな。

最終的にお金を生むビジネスという意味では、「書籍」というものがあるわけで、最近では人気ブロガーが本を出していますよね。
気軽なコンテンツからだんだんと質の高いコンテンツへ、自分と趣味の近いユーザ(消費者)を導いていくというコミュニケーションの仕方が定着していく過渡期であって、今はそういう意味で新しいメディアであるTwitterに既存のメディアの目が向いているんじゃないかなと思うわけです。

商売としては、2パターンなんでしょうかね。
①本で利益を出す・・・Twitter→ブログ→書籍
②店舗で利益を出す・・・Twitter→ブログ→ホームページ→来店、来社


あ、でもGoogle AdSenseのような広告収入も含めて考えるともう少し複雑になってくるかな。


ちなみに、僕はTwitterというサービスやTwitterのユーザを批判する気持ちは毛頭ありません。
Twitterは十分に可能性を秘めたサービスだというのには賛成です。
ただ、今後のウェブサービスの主役というのはいささか言い過ぎで、Twitterやブログやホームページをうまく使い分けるべきなんじゃないかなと思うわけです。

P.S. Twitterって何だ??という方は↓をクリック!
http://twitter.com/yakken

1 件のコメント:

  1. >annさん
    人気ブロガーのさとなおさんは、Twitterは炎上しにくいメディアだと言っていました。
    ブログは一覧性が高く、古いコンテンツの閲覧も楽なので、誹謗中傷を受けやすいのかもしれません。
    Twitterは情報の更新が早いので、変なことをつぶやいても読者も"引っ張らない"のかもしれないです。
    ほんとにTwitterって情報の洪水という感じしますからねぇ。

    annさんもTwitter使い始めたらID教えてくださいね。(笑)

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