2011/01/11

ばあちゃんの着こなし 第49弾

さて、2011年最初のばあちゃんの着こなしです。
通常は月曜日がお稽古ですが、今週は月曜日が祝日だったので、火曜日だそうです。

↓ベージュの無地に鉄地のなごや帯


↓帯揚げと帯締めのアップ


↓後ろ姿


↓後ろ姿のアップ


昨日の夜は親父が寄り合いでいなかったので、ばあちゃんと二人で夕食を食べていたのですが、ばあちゃんがお店に出ていたころの思い出話を聞くことができました。
昔は今と比べようがないほど洗い張りの枚数が多かったため、今以上に洗い張りに時間がかかっていました。

当時は、繁太郎じいちゃん、六太郎じいちゃん、まだ小さかった親父双子の4人で仕事をしていたらしいのですが、それでも全然追っ付かなかったそうで。
時にはお客さんから、「まだ出来ないのか!」と怒られ、仕事場にいる六太郎じいちゃんに「お客さんがお叱りだよ。。」と言うと、今度はじいちゃんから「俺の手は2本しかねーんだ!」と言われる始末。

仕方なく、「このところお天気が悪かったのでなかなか捗らなくて」なんて言いながら急場をしのぎ、じいちゃんには、「お銚子一本増やすから」と言って仕事を早めてもらっていたとか。

ある日は、米もお金も底をつき、じいちゃんに、「お前さん、今日は米もお金も何もないよ」と言うと、じいちゃんが洗い張りが終わった反物を2、3取り出して、「じゃぁ俺が今からこの洗い張りを納めてお金もらってくるよ」と言って、2、3円もらってきたこともあったそうです。

その後、親父の代になり、きものブームの追い風もあって、少しは家計が安定してきたそうです。
親父は親父で大変だったそうで、その頃の話をよく聞きますが、その話はまたいずれということで。


今年も去年同様、ほぼ毎週更新していきますので、お楽しみに。

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