一つは帳面の付け方を覚えること。
もう一つは、湯のしの仕方、つまりテンターの使い方を覚えること。
洗い張りの行程の中で、だいたいのことは一人でできるようになりましたが、(もちろん親父ほど上手くはないですが。)湯のしはやったことがないのでできません。
親父が元気なうちに必ず教わっておかなければならないので、今年の夏に教わろうと思っていたのです。
ということで、洗い張りが一段落したので、昨日から修行開始です。
まずは昔使っていた巻見本を10反ほどつなげる。
昔の巻見本の柄ってなかなか洒落た柄がありますね〜、って話がそれた。
で、レッツ初挑戦!
車の運転より難しいかなぁ。
左足でギア、右足で布目を揃えるためのブレーキ、左手と右手で布を押さえつつ、右手で布をかける針目の幅を調整します。
最初は、親父の「スタート」、「ストップ」のかけ声で動かして止めるだけの練習。
その後、布目を合わせたり、生地の幅を考えて針目の幅を変えたり、と。
親父が僕の手の動きを見てて、
親父「違うよ、そうじゃなくて、こうだろ」
僕「えー、それじゃぁ持てないってば」
親父「ちょっと見てろよ」
僕「ほら、俺と同じ持ち方になってるじゃん」
みたいなやり取りもあったり。
親父も体で覚えているから、いざ自分以外の人がやっているのを見ても、言葉で上手く説明できないのかもしれませんねぇ。
職人技術なんてのは、最初の説明以上は自分の体で覚えるしかないのでしょう。
とりあえずこの夏は、
「反復練習、力となるまで」
湯のしを覚えます!!
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