帯を箪笥に長年閉まっておいて出してみたら、、カビ臭い。。。
というわけでうちにお持ちいただくお客様が結構いらっしゃいます。
帯はきものと違って、丸洗いやしみ抜きができない(正確に言うとしないほうが良い)場合が多く、なかなかお手入れが難しいのですが、カビ臭さの原因の多くは、実は帯の中の芯から来ています。
帯も締める前に「仕立て」を行うのですが、その際に木綿の芯を使います。
この芯が湿気を吸いやすく、長年しまっておくとカビが生えるのです。
先日、とあるお客様が、「帯がカビ臭い」ということでお持ちいただいたので、芯を入れ替えて仕立て直すことをお勧めしたのですが、元々入っていた帯芯はこんな感じでした。
この黄色いのがカビによる変色です。
ちなみに、この写真よりもっとひどい帯芯を何度も見ています。
まぁこれだけ芯がカビていれば臭いますよね。。
ということで、帯芯を新しいものに入れ替えて仕立て直してだいぶスッキリしました。
みなさんも、帯がカビ臭いなぁと思ったら芯を疑ってみましょう。
とはいえ、自分で何かできるわけでもないので、その際はだるまやにお持ちになってください。
あ、上手いこと営業トークになってしまった!!笑
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