仕事の取引先の企画で、「桑の苗木植樹プロジェクト」というものに誘われました。
趣旨としては日本の絹を守ろう、ということで、日本全国の呉服屋の中で賛同するところが高崎の農家の畑に行って桑の木を植えようという話で、僕も参加してきました。
去年の夏にも富岡製糸場の見学に高崎に行ったばかりで、まさか1年以内に二度も高崎に行くとは思いませんでした。
ちなみに富岡製糸場を見学した時の記事はこちら。
行きの電車で絹関係の本を読むの巻。
あっという間に高崎に到着。
雪の予報もありましたが、小雨程度で済んだのは、きっと僕が晴れ男だからでしょう。
うん、そうに違いない。
ということで、予約しておいたアパホテルへ。
駅から徒歩2分くらいで便利なのですが、喫煙室しか取れなくて、タバコを吸わない僕としてはちょっとツライ感じでしたね。まぁ仕方ない。
先方の担当者の仕事が終わるのを待って居酒屋へ。
高崎の居酒屋を堪能してきましたよ。
次の日が早いので早めに切り上げて就寝〜。
で、朝はホテルのバイキングで朝食を取り、なんか天然温泉があるということだったので朝から温泉に浸かって移動。
相手先の会社で、全国から集まった同業者と顔を合わせつつバスで畑へ移動。
雪こそ降らなかったもののやはり雨でして、せっかく耕した土がぐちゃぐちゃになってしまうので、畑にはほとんど入れずでした。
説明を受けつつ
店舗ごとに記念撮影をしていく
で、最後に畑の人の説明を聞く、と
晴れていたら2,30本の桑の木をそれぞれ植えるはずだったのですが、一本も植えられず、ちょっと残念でしたね。。
仕方ないですけど。
僕はカメラを持参していたので、とりあえず自分のカメラでも撮ってもらいました。
桑の苗木を持ってポーズを撮っている写真は後ほど送ってもらって掲載しますです。
ってな感じで、この後仕入れをしてきました。
ちょっとだけ真面目な話をすると、
日本の絹はその品質の高さから世界で高い評価を受け、かのエリザベス女王二世の戴冠式用のドレスの素材に選ばれるほどでしたが、今では絹糸の生産は減り続けています。
現在日本で出回っている絹のうち、日本のお蚕さんから作られた絹は全体の1割に満たないです。
そんな状況の中、群馬では全盛期から見ればわずかですが養蚕農家や製糸工場が残っていて、今でも国産の糸を作っているわけですね。
この辺りは以前の富岡製糸場を見学してきた際の投稿をご参照いただければ、と。
今回の趣旨は、日本全国の呉服屋たちが日本の絹生産の現状を見て、出来る範囲で協力していこうというもので、僕も参加したわけです。
この植樹の後に、純日本産の絹で織った白生地を仕入れてきました。
はっきりいって値段は高いですが、少しでも興味を持っていただける方がいたらうれしいなぁと思います。
残念ながら苗木の植樹はできませんでしたが、全国の呉服屋さんたちと話す機会が持てて楽しかったですし、いろいろと勉強になりました。
貴重な情報を得ることもできました。
来年も参加できるか分かりませんが、状況が許すなら参加したいなぁと思います。
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